ナガサワオリジナル万年筆「六甲シチダンカ」
この万年筆のテーマである「アジサイ」は神戸市民の花であり、日本の初夏、雨が多い梅雨の季節に、私たちの心をなごませてくれる花の一つです。
首都圏では鎌倉が紫陽花の名所として知られていますが、関西には神戸市立森林植物園があり、約50000株(25種350品種)ともいわれる紫陽花が6月中旬から8月にかけて楽しめます。
なかでも「幻の紫陽花」と言われる「シチダンカ」は、ヤマアジサイの装飾花が八重化した変種で、かつてドイツの医師・博物学者 シーボルトが江戸時代末期に日本で採集し、著書「日本植物誌(フローラ・ヤポニア)」で紹介したことでも知られています。
その後長らく見つけられることがなく幻の花となっていましたが、1959年に六甲山で発見されました。
ナガサワ文具センターがある神戸市の、市街地北部に位置する六甲山を代表する紫陽花・シチダンカをイメージしたKobeINK物語第56集六甲シチダンカの色合いをもとに、「六甲シチダンカ」万年筆が完成いたしました。
シチダンカが纏う淡く高貴な紫と梅雨の雨に輝く様をラメで表現した軸に、NAGASAWAオリジナルの証である風見鶏の刻印を施した14金ペン先を採用。
しばらく放置していてもペン先が乾きにくいスリップシール機構を搭載したキャップを採用していますので、万年筆が初めての方にも安心してお使いいただけます。
半透明のパープルのボディが光に透けて、雨に濡れる紫陽花の透明感を感じさせます。
キャップリングの刻印「NAGASAWA」。
その反対側には「Pen Style Den」の刻印。
コンバーターが付属していますので、届いてすぐにお好きなインクでご使用いただけます。